こんにちは。
管理栄養士の北村絵梨子です。
ココアを飲むとホッとしませんか?
体が冷え切ったときに飲むと、心から温まる気がします。
普段はストレートティーや日本茶など、ノンシュガーしか飲まないのですが、冬になるとココアが欲しくなります。コーヒーや紅茶を飲んだ後とは違う、リラックスした感じが以前から気に入っていました。
実は、ココアは美容栄養学の観点からみてもメリットが。
今日はココアについて書いていきます。
身も心も温まることが出来、寒さ知らずの美しい体を作ることにつながるかもしれませんよ。
もくじ
ココアについて
そもそも、ココアとは何なのでしょうか?
少し調べてみました。
チョコレートは、長い間、飲みものでした。このため、150余年前に食べるチョコレートが発明されてからも、(飲む)チョコレート=ココアも、チョコレートといわれることがあります。
「ココア」と「ホット チョコレート」の用語の厳密な区分はありません。慣用語として使われることが多いようです。
人によっては、「ホット ココア」は、飲みやすくするために、カカオ豆中のココアバターを減らした粉末ココアから作られ、「ホット チョコレート」は、ココアバターをより多く含んだクーベルチュール チョコレートから作られる、としています。一般的には、粉末ココアから作られるものも「ホット チョコレート」として販売する例が多いと考えられます。
フランスでは、 ショコラ ショー(仏:chocolat chaud)という呼び方があります。
日本チョコレート・ココア協会 ホームページより引用
美容栄養学とココアの関係
ここからはココアについて書いていきます。ポイントは3つです。
緊張を和らげる作用
ココアには、テオブロミンと呼ばれる物質が含まれています。
テオブロミンとは、コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインと似た物質です。
自律神経を調節することで、緊張を和らげリラックスさせる効果があるといわれています。
カフェインと同様の覚醒効果がありますが、カフェインよりも緩やかに作用します。
ですが、過剰摂取は、気持ちが高ぶるといった興奮作用を高めてしまうことにつながります。
小さい子どもさんや妊婦さんは多量の摂取をできるだけ控えましょう。
美容に効果があるといわれている抗酸化作用
ココアにはポリフェノールも含まれています。
ポリフェノールは植物に含まれている渋味や苦味、色素の成分のことで(リコピンなどが知られていますね)、老化の原因ともなる活性酸素を除去する抗酸化作用があることで知られています。
そのため、美容にも効果があるといわれています。
冷え性改善も期待できる血管拡張作用
テオブロミンとポリフェノールには血管拡張作用があるため、血行を促進する効果が期待され、冷え性改善の効果が立証されつつあります。
カラダが冷え切ってしまう前の、寒いなと思ったときにこまめに摂取すると効果が期待できます。
なので、ココアは寒い冬におすすめのドリンクです。
身も心も温まることが出来、寒さ知らずの美しい体を作ることにつながるかもしれませんよ。
おすすめのココアはカカオ分70%以上
ココアもカカオ分70%以上のものがおすすめです。
カカオ分70%がおすすめの理由はこちらに書きました。
ぜひ、ココアでリラックスしてみてくださいね。
【参考】
美容栄養学専門士資格認定講座 「ビューティーフードスペシャリストコース テキスト」第3版