仕事について

栄養指導やカウンセリングでやる気を引き出すコツ

こんにちは。
管理栄養士の北村絵梨子です。

「自分自身を変えたい」

私が栄養指導の中で実際に対象者に言っていただいた言葉です。

初めは仕事の愚痴、家庭の愚痴のオンパレード。健康や栄養の話は全く出来ませんでした。
ですが、指導の中でたった一つのことを意識することで、「自分自身を変えたい」という発言を引き出すことが出来ました。

他にも、

  • 「参加してよかった」
  • 「禁煙に取り組んでみるよ」
  • 「受診してみようかな」

など、前向きな目標を立てる方が多数いらっしゃいます。

実は、栄養指導で与えられる時間は、たったの30分から40分。
わずかな時間の間に一体どんなことをしたのか?
今日はそのことについて書いていきます。
これを読むことで、栄養指導やカウンセリングの中で実践したくなりますよ。

一番大切なことは?

約2年間で、700人近くの方にお会いして栄養指導を実施してきました。
数々のケースを見てきた中で、栄養指導やカウンセリングを実施するのに一番大事なことは、「聞くこと」です。

栄養指導の仕事を始める前、一番不安だったのが相手のやる気を引き出すことが出来るのかということでした。
参加者の中には、自分の体や健康のことに興味のない方、制度そのものに文句を言う人や、仕事での愚痴をこぼす方もいらっしゃいます。

私が主に携わらせている特定保健指導では、必ず生活習慣改善のための目標を立てないといけません。
ですが、指導者が立てた目標を実施するのでは、全く意味がありません。

自らが「これなら出来る」と思える目標を立て、実施してもらい、生活習慣の改善につなげる手伝いをすることが私の役割だと感じています。
そのためにも「聞くこと」は本当に大事なことなのです。

「聞くこと」で得られるメリットは3つあります。

コミュニケーションの基本は信頼関係

1つ目は、信頼関係が築けることです。

初めましての方に、食事の内容や生活習慣の話をするのは、なかなか勇気がいります。
なので、ここでは安心して話してもいいという雰囲気と、信頼関係を築くことが本当に大事です。
天気の話、着ている洋服の話、何でもいいので、相手のことを聞いてみてください。
緊張を和らげるという点でも効果的ですよ。

表面だけを聞いていませんか?

2つ目は、情報が得られるということです。

「甘いものがやめられない」という場合、週に何回食べるのか、時間帯はいつなのか、どんなものをどれくらい食べるのか、までは聞いていると思います。
ここで一歩踏み込んでみて、「やめられない理由」や「どういう時に食べたくなるのか」なども聞いてみてください。

やめられない理由にしても、家族が甘いものを買ってくるのであれば、買ってくるのをやめるよう言えばいいですし、寄り道したついでに買うのであれば、寄り道をしないようにすればいいなど、理由一つで提案できる内容も変わってきます。
行動を引き起こす背景の情報も聞き出してみましょう。

「やりたい」という気持ちをもってもらう

3つ目は、自ら「やりたい」と感じ、行動するようになることです。

相手の話を聞いていると、勝手に相手が自分自身に必要な行動を導き出します。
話すことで、自分の行動を振り返ることにつながるのではないかと考えます。

うまく話を聞くことができれば、指導者からのアドバイスはあまり必要ではなくなります。
もし必要なアドバイスをするにしても、あらかじめ相手の話を聞くことで、こちらの話も入りやすくなります。

もちろん、専門職として知識を伝えることは必要ですが、本当に必要なものだけを伝えることが出来るのではないでしょうか。

 

つまり、栄養指導やカウンセリングで大事なことは「聞くこと」です。
栄養指導やカウンセリングの中で実践したくなったのではないでしょうか。

 

実際にどんな方法を使って「聞くこと」を実施しているのか。
興味のある方は、ぜひお問い合わせください!

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ABOUT ME
北村 絵梨子
約5年間勤務した弁当給食施設を退職し、現在、フリーで活動中。 様々な活動に取り組んています。 【主な実績】 ・メタボの方への栄養指導(約700件) ・セミナー講師(特定保健指導や美容栄養に関して) ・弁当給食施設の栄養監修 ・美容栄養に関するコラムの監修 ・コールドプレスジュースの開発・栄養機能監修メンバーとして参加 ・関西コレクション経営のモデルスクールでの美容栄養学講師  など